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地球の上の”テツさん”のお話 前編

ネパール農村生活

 

はじめまして。
今回地球の「地」で記事を書かせて頂くことになりました、テツと申します。編集長の直子さんとはニュージーランドのお祭りで逢いました。アフリカンドラムのワークショップだったと思います。楽しかったですねー。

さてテーマは「自分が読者とシェアしたい事」ということで、一番タイムリーなネパールでの農村生活の事を書きたいと思います。文章は得意ではないので写真多めでお送りします。

ネパールの首都カトマンズから130キロ程西に向かった所にパティシュワラという小さな村があります。 標高は1300m程で周りは山に囲まれ天気が良ければヒマラヤ山脈が一望できる美しい所です。

 

 

雲の上に見えるのがヒマラヤです

まずここまでの道程がきつかった。 近くの町ゴラカまで行き、そこからローカルバスに乗り換えるのですがネパールのローカルバスはめちゃめちゃ攻めます。

毎回乗車率は300%プラスのガス管からヒヨコに至るまでの色んな荷物を乗せ、日本だったら四駆でも躊躇しそうなオフロードを全然いきます。 さらに今は雨季、粘土質の地面がぬかるみまくり。そして道は常に崖っぷち。 この日は特にぬかるみが酷かったようで、ホントにバスが横転しそうになり車内でも悲鳴が飛び交う程。 自分も正直崖から落ちる覚悟をしてました。と言いつつも気づいたら寝てたんですけどね。笑

しかし後から聞いた話このルートではまだ事故は起きた事は無いとの事。すごい運転技術です。 なんだかんだ二時間位でバス停に着き、そこからは車道が無いので山道を30分歩いて到着です。

 

 

この村の一帯は5、6年前から農薬使用を止めており、自分の住んでいたファームではパーマカルチャーを実践していて将来的には自給自足を目指しているのだとか。パーマカルチャーというのは「パーマネント/永久の」、「アグリカルチャー/農業」を足した造語で、つまり持続可能な農業、生活のデザインを指します。

ここでの生活はとてもシンプルでミニマムです。
水道は通っておらず山の水を引っ張ってきて貯めたタンクに毎回バケツで汲みにいきます。電気は通ってはいるのですが、天気が崩れると停電になるので実際に使えるのは4日に1回くらいでした。それもあり冷蔵庫、テレビ、洗濯機、レンジなどの電化製品は一切ありません。というか物があまりありません。

一応ファームなんですが農具がシャベルや鍬、鉈など本当に使う最低限しか持っていません。今迄の経験上普通ファームにはかなりの道具が倉庫に眠っているものなんですが、ここは無駄な道具がないんですねー。

基本素手、人力、周りにある物でどうにかします。山道しかないので手押し車の様な物もなく全て人力で運びます。大量の薪を肩に担いでひたすら運びまくった日もありました。この後ご褒美で貰ったキュウリが今迄のキュウリで一番美味かったなあ。

 

 

これはチェストナッツの葉。
硬くて繊維が強いので食器洗いのタワシとして使います。これならその辺にそのまま捨てれますし、木さえあればいくらでも手に入って最高ですよね。

 

 

こちらの植物、メキシカンデビルといいます。
どんなとんでもないデビルなんだと思いきや、アンチバクテリア、血を止める等の効力があるので怪我した時やヒルに噛まれた時に、葉っぱを擦り潰して絞り出した汁を患部に付けて使います。一回試したのですが、めちゃくちゃしみます。そういう意味ではデビルでした。

 

 

こちらディジュリドゥの様な道具。ブーと音が鳴り猿をビビらせ農作物を守ります。

ここには自分以外にもボランティアが居て、色んな国からパーマカルチャーに興味を持った人々が集い共に生活しています。日本、マレーシア、イングランド、インド、イタリア、アイルランド、オーストラリア等バックグラウンドは様々。

 

手前のキャップを被った男性がテツさん

 

こんなネパールの山奥までボランティアをしにくる人達ですから面白い人ばかり。
こういう出逢いがいつも自分の視野を広げてくれます。

そんな我々の日々の生活はと言うと、朝8時頃朝食をとり、少し休憩して2時間程農作業、その後少し休憩してランチ、それから少し休憩して2時間程農作業、さらに休憩してディナー、暗くなったら就寝。といった流れです。

はい、休憩ばっかですね。笑
勿論無給なんでそんなにたくさんは働かないのですが要は、全く急いでない、という事です。ファームですからやろうと思えば幾らでも仕事は出てくるとは思うのですが、そこはローカルピーポー、めちゃめちゃイージーゴーイングです。

 

 

平日昼間から屋上で乾杯。

自分も日本人ですからもう少し働けばいいのにとか思う事もありましたが笑、それでも自分達が日々食べる野菜はとりあえず畑から採れるのでそれでいいのです。

現代日本人は、急ぎすぎ、働きすぎ、プロ意識高すぎ(良い意味でも悪い意味でも)ですから、ここまでとは言わずとも程よく心に余裕と、良い意味での諦めを持って生活したいものです。

長くなったので後半に〜続く!

 

 

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